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3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3.P7]

3.3 問題7.3.P7次の行列を考える:A = \begin{bmatrix} 0 & 0 \\ 1 & 0 \end{bmatrix}, \quadB = \begin{bmatrix} 0 & 0 \\ 0 & 1 \end{bmat...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3.P6]

3.3 問題63.3.P6 (3.3.P5) のアルゴリズムに従い、次の行列の最小多項式を求めよ:\begin{bmatrix} 1 & 0 \\ 1 & 2 \end{bmatrix}, \quad\begin{bmatrix} 1 & ...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3.P5]

3.3 問題53.3.P5次のグラム–シュミットの手続きの応用により、\( A \in M_n \) の最小多項式を、\( A \) の特性多項式や固有値を知らなくても計算できることを示せ。(a) 写像 \( T : M_n \to \ma...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3.P4]

3.3 問題43.3.P4\( A \in M_n \) で、ある \( k \gt n \) に対して \( A^k = 0 \) であると仮定する。このとき、最小多項式の性質を用いて、ある \( r \leq n \) が存在して \(...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3.P3]

3.3 問題33.3.P3(3.3.10) を用いて、任意の射影行列(冪等行列)が対角化可能であることを示せ。\( A \) の最小多項式は何か。また、もし \( A \) が三冪等行列(\( A^3 = A \))であれば何が言えるか。さ...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3.P2]異なる固有値をもつ行列の最小多項式の決定

3.3 問題2問題文\( A \in M_n \) が異なる固有値 \( \lambda_1, \ldots, \lambda_d \) をもつとする。次のアルゴリズムにより、\( A \) の最小多項式 (3.3.7) が決定される理由を...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3.P1]

3.3 問題1問題\( A, B \in M_3 \) が冪零行列であるとする。このとき、\( A \) と \( B \) が相似であることと、両者が同じ最小多項式をもつことが同値であることを示せ。この命題は \( M_4 \) でも成り...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3]問題集

3.3問題集3.3.P1 \( A, B \in M_3 \) が冪零行列であるとする。このとき、\( A \) と \( B \) が相似であることと、両者が同じ最小多項式をもつことが同値であることを示せ。この命題は \( M_4 \) ...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3.15]定理

3.3.15定理 3.3.15. \( A \in M_n \) の最小多項式を \( q_A(t) \)、特性多項式を \( p_A(t) \) とする。このとき、次の条件は同値である:(a) \( q_A(t) \) の次数が \( n...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3.14]

3.3.14定理 3.3.14. 任意のモニック多項式は、そのコンパニオン行列に対して最小多項式であり、かつ特性多項式でもある。もし \( A \in M_n \) の最小多項式の次数が \( n \) であるならば、式 (3.3.7) に...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3.13]コンパニオン行列

3.3.13系(3.3.10)より、次のコンパニオン行列が定義できる。定義 3.3.13. 行列 (3.3.12) は、多項式 (3.3.11) のコンパニオン行列(companion matrix)である。コンパニオン行列コンパニオン行列...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3.10]系

3.3.10系 3.3.10. \( A \in M_n \) とし、その最小多項式を \( q_A(t) \) とする。このとき次の条件は同値である。(a) \( q_A(t) \) が互いに異なる一次因子の積である。(b) \( A \...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3.8]

3.3.8系 3.3.8.\( A \in M_n \) が異なる固有値 \( \lambda_1, \lambda_2, \ldots, \lambda_d \) をもつとする。このとき次の多項式を考える。q(t) = (t - \lam...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3.6]

3.3.6定理 3.3.6. \( A \in M_n \) を与えられた行列とし、その異なる固有値を \( \lambda_1, \ldots, \lambda_d \) とする。このとき、\( A \) の最小多項式は次の形で与えられる...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3.4]系

3.3.4系系 3.3.4. 各 \( A \in M_n \) に対して、最小多項式 \( q_A(t) \) は特性多項式 \( p_A(t) \) を割る。また、\( q_A(\lambda) = 0 \) であることと、\( \la...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3.3]系

3.3.3系\( A \in M_n \) が与えられたとき、\( A \) を消去する最小次数の一意なモニック多項式 \( q_A(t) \) を、\( A \) の最小多項式(minimal polynomial)と呼ぶ。系 3.3.3...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3.2]正方行列の最小多項式

3.3.2定義 3.3.2. \( A \in M_n \) が与えられたとき、\( A \) を消去する最小次数の一意なモニック多項式 \( q_A(t) \) を、\( A \) の最小多項式(minimal polynomial)と呼...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3.1]

3.3.1定理定理 3.3.1. \( A \in M_n \) が与えられたとき、\( A \) を消去する最小次数の一意なモニック多項式 \( q_A(t) \) が存在する。\( q_A(t) \) の次数は最大で \( n \) で...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.3]最小多項式とコンパニオン行列

3.3 この節の目次3.3.13.3.2 正方行列の最小多項式3.3.3 系3.3.4 系3.3.63.3.83.3.103.3.13 コンパニオン行列3.3.143.3.153.3問題集3.3.P13.3.P23.3.P33.3.P43....
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.2]注記および参考文献

3.2 注と参考文献注と参考文献:最適性の性質 (3.2.9.4) と等号成立の場合の特徴づけについては、R. Brualdi, P. Pei, and X. Zhan, An extremal sparsity property of t...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.2.P37]

3.2問題373.2.P37行列 \( A \in M_n \) が半収束 (semiconvergent) であるとは、\(\lim_{k \to \infty} A^k\) が存在することをいう。(a) \( A \) が半収束であるの...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.2.P36]

3.2問題363.2.P36\( A \in M_n \) が coninvolutory、すなわち \( A \) が非特異で \( A = \overline{A}^{-1} \) を満たすとする。(a) このとき \( A \) のジ...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.2.P35]

3.2問題353.2.P35この問題は (2.5.17) の部分的な逆を考察する。(a) \( A \in M_n \) が非退化 (nonderogatory) であるとする。もし \( A\overline{A} = \overline...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.2.P34]

3.2問題343.2.P34\( A, B \in M_n \) とする。\( A \) が非退化であり、かつ \( B \) が \( A \) と \( A^* \) の両方と可換であると仮定する。このとき \( B \) が正規である...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.2.P33]

3.2問題333.2.P33\( A \in M_n \) とする。\( A^* \) が非退化であることと、\( A \) が非退化であることは同値であることを説明せよ。
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.2.P32]

3.2問題323.2.P32\( A, B \in M_n \) とし、\( C = AB - BA \) とおく。さらに \( A \) が \( C \) と可換とする。もし \( n = 2 \) ならば、\( A \) と \( B...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.2.P31]

3.2問題313.2.P31\( A \in M_n \)、部分空間 \( S \subset \mathbb{C}^n \) が与えられたとする。\( S \) が \( A \) の不変部分空間であることと、ある \( B \in M_...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.2.P30]

3.2問題303.2.P30\( A \in M_n \)、部分空間 \( S \subset \mathbb{C}^n \) が与えられたとする。次の証明の概要に詳細を補い、\( S \) が \( A \) の不変部分空間であることと、...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.2.P29]

3.2問題293.2.P29\( \lambda \in \mathbb{C} \)、\( A = J_k(\lambda) \)、\( B = \in M_k \) とし、\( C = AB - BA \) とする。もし \( C = 0...
3.標準形と三角因子分解

[行列解析3.2.P28]

3.2問題283.2.P28\( A, x, y, \lambda \) が (3.2.13.1) の仮定を満たし、(3.2.13.2) が \( A \) のジョルダン標準形であるとする。\( v \in \mathbb{C}^n \) ...