[行列解析7.2.P11]

7.2.問題11

7.2.P11 

\( A \in M_n \) をエルミート行列とする。

(a) \( A \) が正定値であることは、\(\operatorname{adj} A\) が正定値かつ \(\det A \gt 0\) であることと同値であることを示せ。

(b) \( n \) が奇数の場合、\(\operatorname{adj}(-I_n)\) が半正定値であることを示せ。このことから、(a) の行列式条件は省略できないことがわかる。

(c) \( A \) が半正定値なら、\(\operatorname{adj} A\) が半正定値であり、\(\det A \ge 0\) であることを示せ。

(d) \(\operatorname{adj} A\) が半正定値かつ \(\det A \ge 0\) であっても、\( A \) が半正定値であるとは限らないことを例で示せ。


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