4.3.問題26
4.3.P26
\(A, B \in M_n\) を三重対角行列とする。
(a) \(A\) および \(B^*\) が既約 (0.9.9) であり、\(\lambda \in \mathbb{C}\) とする。このとき、\(AB^* - \lambda I\) の最初の \(n-2\) 列は一次独立であることを説明し、従って任意の \(\lambda \in \mathbb{C}\) に対して \(\mathrm{rank}(AB - \lambda I) \geq n-2\) となることを示せ。なぜ \(AB\) の固有値の幾何的重複度は高々 2 となるのかを説明せよ。
(b) \(A\) のすべての上副対角成分および下副対角成分が 0 でない(すなわち \(A\) が既約である)場合、なぜ \(A\) のすべての特異値の重複度が高々 2 であるのかを説明せよ。
(c) 次の既約三重対角行列の固有値と特異値を求めよ。
A = \begin{bmatrix} 0 & 1 \\ 1 & 0 \end{bmatrix}
行列解析の総本山

[行列解析]
行列解析の総本山。行列解析の内容を網羅的かつ体系的に整理しています。線形代数の学習を一通り終えた方が、次のステップとして取り組むのに最適です。行列に関する不等式を研究するには、行列解析の知識が欠かせません。
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