[行列解析7.4.P15]

7.4.問題15

7.4.P15

極分解に基づくユニタリ行列との距離

\( A \in M_n \) とし、\( \| \cdot \| \) をユニタリ不変ノルムとする。式 (7.4.9.1) を用いて次を示せ:

\| A - U \| \ge \| \sigma(A) - I \|

ここで、\( U \) は任意のユニタリ行列である。等号が成り立つのは、\( U \) が \( A \) の極分解におけるユニタリ因子であるときである。

したがって、\( \| \sigma(A) - I \| \) は、ユニタリ不変ノルムに関して \( A \) からユニタリ行列全体の集合までの距離を表す。


行列解析の総本山

[行列解析]総本山
行列解析の総本山。行列解析の内容を網羅的かつ体系的に整理しています。線形代数の学習を一通り終えた方が、次のステップとして取り組むのに最適です。行列に関する不等式を研究するには、行列解析の知識が欠かせません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました