5.6.問題46
5.6.P46
\(A \in M_n\) が非特異であり、行列ノルム \(\| \cdot \|\) がベクトルノルム \(\|\cdot\|\) から誘導される場合、次を示せ:
\|A^{-1}\| = \frac{1}{\min_{\|x\|=1} \|Ax\|}
以下の五つの問題では、\(\| \cdot \|\) は \(M_n\) 上の行列ノルム、\(S_n = \{X : X \in M_n \text{ かつ } X \text{ は特異}\}\) とし、与えられた \(A \in M_n\) に対して
\mathrm{dist}_{\|\cdot\|}(A, S_n) \\= \inf \{\|A - B\| : B \in S_n\}
を \(A\) から \(M_n\) の特異行列集合への距離とする。これが \(\|A^{-1}\|\) と密接に関係していることを示す。
行列解析の総本山

[行列解析]総本山
行列解析の総本山。行列解析の内容を網羅的かつ体系的に整理しています。線形代数の学習を一通り終えた方が、次のステップとして取り組むのに最適です。行列に関する不等式を研究するには、行列解析の知識が欠かせません。
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