[行列解析4.6.P24]

4.6.問題24

4.6.P24

\(A \in M_n\) とし、次の行列を考える:

A =
\begin{pmatrix}
0 & A \\
\bar{A} & 0
\end{pmatrix} \in M_{2n}

コローラリー 4.6.15 により、非特異行列 \(S \in M_n\) と実行列 \(R \in M_n(\mathbb{R})\) が存在して、\(A = S R \bar{S}^{-1}\) となることが保証される。(a) 次を示せ: \(A\) は \(S \oplus \bar{S}\) を使って次の行列に相似である:

\begin{pmatrix}
0 & R \\
R & 0
\end{pmatrix}

(b) なぜ \(A\) のジョルダン標準形が次の2種類の直和ブロックのみで構成されるかを説明せよ:

J_k(\lambda) \oplus J_k(-\lambda) \quad (\lambda \text{ 実かつ非負}), \quad \\
J_k(\lambda) \oplus J_k(-\lambda) \oplus J_k(\bar{\lambda}) \oplus J_k(-\bar{\lambda}) \quad (\lambda \text{ 実でない})


行列解析の総本山

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