6.2.12
定義6.2.12.
グラフ \(\mathcal{G}\) における有向経路 \(\gamma\) とは、\(\mathcal{G}\) 内の弧 \(P_{i_1} P_{i_2}, P_{i_2} P_{i_3}, P_{i_3} P_{i_4}, \dots\) の列である。有向経路 \(\gamma\) におけるノードの順序付きリストは \(P_{i_1}, P_{i_2}, \dots\) で表される。
有向経路の長さは、経路に含まれる弧の数で定義される(有限の場合)。もし弧の数が無限である場合、その有向経路は無限長であると言う。サイクル(時に単純有向サイクルと呼ばれる)とは、同じノードで始まり同じノードで終わる有向経路のことである。このノードは経路内の順序付きリストにおいて正確に2回現れ、他のノードはリスト内で1回以上現れてはならない。
長さ1のサイクルはループまたは自明サイクルと呼ばれる。
行列解析の総本山

[行列解析]総本山
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