0.3 行列式(Determinants)
数学においては、多変量的な現象をひとつの数値で要約することが有用な場合がよくあります。行列式(determinant)はそのような関数の一例です。
その定義域は \( M_n(F) \)(すなわち正方行列)であり、いくつか異なる定義方法があります。行列 \( A \in M_n(F) \) の行列式は通常 \(\det A\) と表記します。
行列式は\(|A|\)の記法もよく使われますが、\(|A|=[|a_{ij}|]\)の意味もあるため、混乱を避けるため行列式には\(\det A\)の記法を主に使います。
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[行列解析]総本山
行列解析の総本山。行列解析の内容を網羅的かつ体系的に整理しています。線形代数の学習を一通り終えた方が、次のステップとして取り組むのに最適です。行列に関する不等式を研究するには、行列解析の知識が欠かせません。
記号の意味

[行列解析9.0]主要な記号一覧
行列解析で使用している記号や用語の簡単な説明です。


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