[行列解析7.1.P18]

7.1.問題18

問題 7.1.P18 

(a) \( 0 \lt \alpha_1 \lt \cdots \lt \alpha_n \) とし、

A = [\min\{\alpha_i, \alpha_j\}]_{i,j=1}^n

とおく。このとき次が成り立つことを示せ。

A = \alpha_1 J_n 
+ (\alpha_2 - \alpha_1)(0_1 \oplus J_{n-1})
+ (\alpha_3 - \alpha_2)(0_2 \oplus J_{n-2})
+ \cdots 
+ (\alpha_n - \alpha_{n-1})(0_{n-1} \oplus J_1)

この表現を用いて、\( A \) が正定値であることを証明せよ。

(b) \( \beta_1, \dots, \beta_n \) を任意の正の実数とし、順序づけや重複は必要ない。このとき、最小値行列 \([\min\{\beta_i, \beta_j\}]\) が半正定値であり、\( \beta_i \ne \beta_j \)(\( i \ne j \))のときは正定値であることを説明せよ。

(c) 逆数の最大値行列 \([\max\{\beta_i, \beta_j\}^{-1}]\) が半正定値であり、\( \beta_i \ne \beta_j \)(\( i \ne j \))のとき正定値であることを示せ。


行列解析の総本山

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行列解析の総本山。行列解析の内容を網羅的かつ体系的に整理しています。線形代数の学習を一通り終えた方が、次のステップとして取り組むのに最適です。行列に関する不等式を研究するには、行列解析の知識が欠かせません。

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