[行列解析4.5.P21]

4.5.問題21

4.5.P21

\(A ∈ M_n\) がエルミートであり、次のように分割されるとする:

A = 
\begin{pmatrix}
 B  &C  \\
 C^* &D 
\end{pmatrix}

ここで B は非特異である。\(S = D - C^* B^{-1} C\) を \(B\) の \(A\) における Schur 補行列とする。

(a) 恒等式 (0.8.5.3) が \(A\) と \(B ⊕ S\) の間に ∗合同を示す理由を説明せよ。

(b) Haynsworth の定理を証明せよ:\(A, B, S\) の慣性 (4.5.6) は次の恒等式で関連する:

(4.5.28)
i_+(A) = i_+(B) + i_+(S) \\
i_-(A) = i_-(B) + i_-(S) \\
i_0(A) = i_0(S)

すなわち、I(A) = I(B) + I(S) である。関連する結果は (7.1.P28) を参照。


行列解析の総本山

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行列解析の総本山。行列解析の内容を網羅的かつ体系的に整理しています。線形代数の学習を一通り終えた方が、次のステップとして取り組むのに最適です。行列に関する不等式を研究するには、行列解析の知識が欠かせません。

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