2.1.3
定義 2.1.3
ユニタリ・実直交行列
\( U \in M_n \) が「ユニタリ」であるとは、\( U^* U = I \) を満たすことである。
\( U \in M_n(\mathbb{R}) \) が「実直交行列」であるとは、\( U^\top U = I \) を満たすことである。
練習問題
- \( U \in M_n \)、\( V \in M_m \) がユニタリであるとき、\( U \oplus V \in M_{n+m} \) もユニタリであることを示せ。
- 行列 \( Q, U, V \) がユニタリであることを確かめよ。
Q = \frac{1}{\sqrt{2}} \begin{bmatrix} I_n & I_n \\ I_n & -I_n \end{bmatrix}
U = \frac{1}{\sqrt{2}} \begin{bmatrix} I_n & iI_n \\ iI_n & I_n \end{bmatrix}
V = \frac{1}{\sqrt{2}} \begin{bmatrix} -iI_n & -iI_n \\ I_n & -I_n \end{bmatrix}
行列解析の総本山

[行列解析]総本山
行列解析の総本山。行列解析の内容を網羅的かつ体系的に整理しています。線形代数の学習を一通り終えた方が、次のステップとして取り組むのに最適です。行列に関する不等式を研究するには、行列解析の知識が欠かせません。
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