1.3.問題37
1.3.P37
\(A \in M_n\) が中心対称(centrosymmetric)であるとする。
まず、\(n = 2m\) の場合、\(A\) がブロック形式 (0.9.10.2) で表されるとき、次を示せ:
A \sim (B - K_m C) \oplus (B + K_m C)
ここで相似変換に用いる実直交行列 \(Q\) は次で与えられる:
Q = \tfrac{1}{\sqrt{2}} \begin{bmatrix} I_m & -K_m \\ I_m & K_m \end{bmatrix}
次に、\(n = 2m + 1\) の場合、\(A\) がブロック形式 (0.9.10.3) で表されるとき、次を示せ:
A \sim (B - K_m C) \oplus \begin{bmatrix} \alpha & \sqrt{2} x^T \\ \sqrt{2} K_m y & B + K_m C \end{bmatrix}
このとき、相似変換に用いる実直交行列 \(Q\) は次で与えられる:
Q = \tfrac{1}{\sqrt{2}} \begin{bmatrix} I_m & 0 & I_m \\ 0 & \sqrt{2} & 0 \\ - K_m & 0 & K_m \end{bmatrix}
さらに、この \(Q\) が実直交行列であることを確認せよ。
行列解析の総本山

[行列解析]総本山
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