[行列解析1.3.P31]2次行列の固有値の計算

1.固有値・固有ベクトル・相似

1.3.P31

1.3.問題31

\(a, b \in \mathbb{C}\) とする。

次の行列の固有値が \(a \pm ib\) であることを示せ:

\begin{bmatrix}
a & b \\
-b & a
\end{bmatrix}

ヒント

固有値は特性方程式 \( \det(A-\lambda I)=0 \) を計算することで求められる。2次行列の場合は行列式を直接計算すればよい。

解答例

与えられた行列を \(A=\begin{bmatrix} a & b \\ -b & a \end{bmatrix}\) とおく。固有値 \(\lambda\) は次の特性方程式を満たす。

\det(A-\lambda I)
=
\det
\begin{bmatrix}
a-\lambda & b \\
-b & a-\lambda
\end{bmatrix}
=0

行列式を計算すると、

(a-\lambda)^2 + b^2 = 0

となる。これを \(\lambda\) について解くと、

\lambda - a = \pm i b

すなわち、

\lambda = a \pm i b

である。よって、この行列の固有値は \(a+ib\) と \(a-ib\) である。


行列解析の総本山

総本山の目次📚

[行列解析]総本山📚
行列解析の総本山。行列解析の内容を網羅的かつ体系的に整理しています。線形代数の学習を一通り終えた方が、次のステップとして取り組むのに最適です。行列に関する不等式を研究するには、行列解析の知識が欠かせません。

記号の意味🔎

[行列解析9.0]主要な記号一覧🔎
行列解析で使用している記号や用語の簡単な説明です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました